【Memorandum】ブラック企業問題generated 2023

 2005年頃の昆虫業界失速の折、私がよく入り浸っていた幾つかの直輸入店は転業という形で昆虫業界から退いていった。思えば暇な時間帯には店主と客がテレビゲームなんかして牧歌的な店だった。売れ行き高の成長率が鈍化したなか中国など原産国の人間がインターネットを使い日本の顧客に直接営業をかけ出したから"ダンピング競争になれば打ち勝てない"との判断だった。飼育技術も既に大方確立傾向だったが"ブリーダー業にもそこまで魅力を感じられない"という事で早々に全く別な業界へ転向されたのだった。

https://www.sankei.com/article/20230729-KFXL3Q6AGBJC3DCLDFU3MWCRVI/

(今は其の中国みたいなのが反ダンピング関税なんかやろうとしてWTOで敗訴したりな世の中だが。まぁ日本製と中国製では名目"ステンレス製品"でも意味が異なる)

https://twitter.com/rai_fukugyo/status/1575271550844276738?s=46&t=6MVYq5Ovmu_MXJ16l5mXpw

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 はてさて今回の話題は極論すれば「ブラック企業なんてイカンね〜」と一言で終わる話だが少々深掘りして記すもの。何故"少々"なのかというと、証拠的なものは氷山の一角で、見えてないブラック企業経営は膨大にあろう事が"隠れて悪い事をやるブラック経営"の仕組みからも容易に予想出来るからである。

https://tenshoku10.net/1324/?amp

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 情報の流通量が爆発的に増え流通速度も上がったインターネットの世の中になった事で様々な業態も変化したから、対策してこなかった企業なんかが高確率でブラック企業化している場合が多い。或いはブラック企業化で競争に勝とうとする場合も見られる。私がブラック企業脱出の為に転職活動していた頃でも、こんなに大量のブラック企業問題を見聞きする事は無かったから増加の変遷があった事を察せられる。

https://chikouken.org/report/report_cat01/8795/

 ここまで分かりやすく増えたという事は、今まで見えていなかった分が露見した部分も結構あろうが、其れも含め日本経済に相当量の"ナアナアでの企業経営"が罷り通るような意識的問題が生じてしまっているという事が察せられる。ブラック企業労働者らが耐えられなくなってきている事も察せられる。

https://woman.mynavi.jp/article/210622-42/#

 "生活に余裕が無い"という人もかなり増えてきた所感があるが、大体の場合に其の背景には"未来・将来に希望が持てない"との不安視があるらしい。有名な政治家や学者先生が実名顔出しでSNSで発狂していたり、総理大臣の御子息がどう見ても世間知らずだったり、商業主義者達がゴミみたいなボッタクリ商売やっていたり、6割がそうと言われるくらいブラック企業が大量にあるのだから、其れはまぁ当然の感想と考える。

https://www.esri.cao.go.jp/jp/esri/seisaku_interview/interview2021_31.html

 しかし、将来を高望みし過ぎているから不幸を感じてしまいやすい世の中になっているのかもしれない。"人間の欲"というのは際限が無いから身分相応に抑えるという生き方は、先達がやってきた重要な世渡りの術の一つでもある。ブラック企業はハリボテの看板で欲の深まった若者を集め使い潰す。場合により計画倒産まで視野に入っているブラック企業もある。

https://twitter.com/himasoraakane/status/1685878435200270336?s=46&t=6MVYq5Ovmu_MXJ16l5mXpw

 しかしブラック企業とは何なのか。調べてみても分かるだろうが実際に入社してしまった方が明瞭に分かる。経営陣が従業員を奴隷みたいに違法に働かせている企業である。一部の富裕層さえ肥え太れば、あたかも豊かな経済社会を演出出来る。そういう戦略は、どこかで見た共産主義国家・社会主義国家の独裁主義体制に酷似する。欲深い主導者の悪意は実に人間的であるが、其れ故に乱世に誘うリスクを伴う。

https://getnews.jp/archives/607140

 通常の企業でも宣伝という形で扇動する活動を行う。勿論法の下で許される範囲でだが。しかし其れを逸脱する事は結構簡単な世の中なので、だからブラック企業がのさばる世の中になる。"正常な企業よりもちょっと卑怯な事をして競争に打ち勝つ"という手法で競争社会を生き延びてきたブラック企業は其の誤った"成功体験"から"もうちょっと"、"もう少し"と中毒的にブラック企業化が進んでいく。だから気づいた頃には、ブラック企業はカルト宗教に近い扇動を行うようになってしまう。

https://www.jaic-college.jp/useful/u-13538/

 乱れに対する様々な経済対策が必要だろうが、ブラック企業があると正確に対策が出来なくなる。ブラック企業内では支配目的で"違法労働に歩調を合わせろ"と圧力があるが、当のブラック企業は業界内や経済内で歩調を合わせる気なんて無いから法律を破ってブラック企業をやっている。つまりブラック企業があるから不景気になるという道筋もある。

https://twitter.com/ekusiadktkr823/status/1214466184025821184?s=46&t=6MVYq5Ovmu_MXJ16l5mXpw

 ブラック企業に勤めていて平気という人達についてはもう"自発的なサービス残業程度は自己責任でやって下さい"くらいしか言えないが、大体の場合は上司から部下に対して理不尽なパワハラサービス残業の強要なんかがある。普段は普通そうに見える上司が、其のブラック企業らしい事を言う瞬間だけ変質者的な異様な態度で接してくるので普通の人達なら恐怖を覚えると予想する。おそらくそういう感じで他の従業員を従わせてきた"成功体験"みたいなのがあってマニュアル化しているのだろう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/72c65bb0cc6246c9db966e75b659059cf031430f

 そんなだからブラック企業なんて最初から無い方が良いが、世の中に迷惑をかけてでも金儲けしたい人達が経営業にしがみつく事で発生する。"自爆営業"なんぞという言葉を頻繁に見聞きする時点で現代日本の経済は病的と考えざるを得ない。"大船に乗ったつもりが泥舟に乗っている"、其れがブラック企業入社後に解る恐ろしいホラー体験である。ブラック企業、其れはまさにハリボテに飾られたゆっくりと沈みゆく泥舟。

 最近ネットでよく聞かれるようになった「自爆営業」という言葉。これは、売り上げノルマを達成するために、自腹を切って販売商品を自ら購入したり、契約することを言います。

https://and-plus.net/rogue-company/

("自爆営業"というのはネットオークションの釣り上げ屋に通ずる欺瞞さがある。自爆営業しないといけないような商品はそもそも言われるほど需要が無い事を意味する)

 そんなに酷いところは珍しい?どうだか。まぁ確かに残業代が出るか出ないか等でブラック企業によるかもしれない。しかし違法なサービス残業同調圧力を使って強いる世の中へ誘ってる時点で全部同罪である。

https://jobs1.jp/black-senno/

 常識的には数社あっても問題視されるべきブラック企業も大体が社会から黙認されていて改善は見込めない。違法行為なのだから犯罪なのだが、麻薬カルテルが勢力を強める国家よろしくブラック企業は上手く社会に溶け込み数を恐ろしいまでに増やしているから、政府には対処しきれないというのも分からなくはない。

https://up-survive.com/black-company-reason/

 どの業界にもブラック企業が存在するリスクはある。取引先のブラック企業が倒産してブラック企業化した元ホワイト企業なんかもあるくらい混沌としている。ただ、商法が形骸化していて業界の成長が見込めなかったり、低学歴でも入りやすい業界だったり、学歴主義に陥っていたりする業界は危ない。

https://togetter.com/li/1932049

(此のブラック企業体験漫画は私の体験したのとはまた別のパターンだけどめちゃめちゃ面白いな、、、)

 天下り縁故採用みたいなズルがある一方で、正攻法での就職活動は一歩間違えば死が待ち受ける時代になりつつあるように思える。

https://www.nippon.com/ja/in-depth/d00887/

 過去"とりあえず安定した職"を狙ったつもりで私が入った企業は"制度上解雇は難しいが気にいらないと減給はする"と鞭打つなど待遇がなかなか悪いブラック企業だった。就職活動をしていた学生の頃の私は結構信心深い性格をしていて、まさか大の大人のオッサン・オバハン達が集団を成しながら欺瞞に満ちた商売をやってきていたなんて予想すらしていなかった。ブラック企業の検証については私自身の実験を後述。

http://www.magazine9.jp/hourouki/130717/

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 世間的に"高額"との印象が持たれる贅沢品を買い続けるような人達には無縁な話だろうけど、お小遣いでやりくりしている学生の人達が社会に出てから貧乏になる確率が高い世の中なので記事にする。

https://honyuki39c.com/black-company/

 しかし今は不思議な時代に見える。インターネットも発達して情報のやり取りは便利になっているのに、贅沢な嗜好品が無限に宣伝される一方で、ブラック企業や戦争で苦しんでいる人達が沢山いる。なんでこんな状況になっているのか。無くても困らない贅沢品を宣伝するよりも、社会の平和化や安定化を先にすべきではないのだろうか。

https://jack4afric.exblog.jp/14430313/

 平成の頃はブラック企業なんて噂すら聞いた覚えすら無く、ここ十数年の間に大量に増加してきたものとの所感がある。蟹工船にまつわる話、富岡製糸場の時代や昭和期のブラック労働についても今とは結構条件に違いがあった予感がする(今とは違い局所的だった?)。

https://bushoojapan.com/jphistory/kingendai/2021/10/17/6891

 ブラック企業がある方が日常的に普通になってくると、ブラック企業が有る事に違和感がなくなってくる。そうしてブラック企業は更なるブラック企業への高みを目指すようになる。なんて熱い展開なんだろうか。いやドス黒い展開であるのか。最早珍しい話ではないが。

http://xn--pckwb0czd204rte7a.jp/post-1413.html

 だから世の中で成功する秘訣を聞かれたら、今の私はとりあえず「先ずブラック企業で働かない事」と答える。ブラック企業の業態はしばしば人を殺す。人生の秘訣は先ず死なない事にあるから、死を意識させるようなブラック企業で働くなんて"明日を生きる為に働いて死を早める"本末転倒な話にしかならない。経済を良くするためにも「成功したいならブラック企業は辞めなはれ」なのだ。

https://www.itmedia.co.jp/business/spv/2001/08/news018.html

 経済はマトモな働き方をするホワイト企業だけの方が良好に回る。ブラック企業が言わば"ズルをして抜けがけ"するから其の分の負債が溜まる。ブラック企業系経営陣の言う"生産性"は虚実的である。アヘン戦争の時のアヘンのように。今ブラック企業で苦しんでる人達はブラック企業の負債を返すのに苦しんでる訳で、いま苦悩している従業員達は其処で踏ん張る意味が全く無い。

https://bizhint.jp/report/798671

 "ブラック企業の抜けがけ"が何故悪いのか、"高速道路でスピード違反する車が沢山あると渋滞する現象"を思い浮かべてみると分かりやすいかもしれないが、高速出口の所では誰しもルールに従わねばならないから、其処で全ての車は速度を落とす。道路の途中ではスピード違反が出来てしまうので、スピード違反車が流行れば多数の車が出口付近で溜まるようになる。スピード違反する人の中には"早く出口から出ないと渋滞に巻き込まれるから"スピード違反したくなっている人達もいる。最初からスピード違反する車がいなければ不快な思いをしなくて良いが、高速道路を使う時点でそういうスピード違反をする人達と同じ道を走る事になる。夜間〜朝方は、人間の心理として高速道路を使いたい人達は"渋滞してないなら早く通れるかも"と考えて高速に入って行くが、昼間などはスピード違反する車が沢山あるので結局時間経過に伴い同じ事を考える人達が多数集まって渋滞する。ブラック企業がそうやって社会の資源を食い潰すスピード違反をしているから、リソース量の回復が間に合わず後の人達が食えなくなりやすくなり、そこから来る精神衛生上悪い物理的な辛さが祟って社内の雰囲気も悪化して業績も悪化するという悪循環のメカニズムになる。一時的にセコい悪徳商売が成功しても其れは"ズル"をしたから成功しただけで、運や人徳や知恵によるものでは無いから後々しっぺ返しが来るようになる。

https://gendai.media/articles/-/53275?page=2

 似た事として、科学論文や学術活動でも不正な手法をするなどして研究不正を押し通す人達が増えると、後学の人達が様々な苦労をする事になる。"研究チックな事をやる紛い者の商業主義者ら"が科学者達から嫌われている事があるのにもそういう所に本質がある。

https://www.buzzfeed.com/jp/keiyoshikawa/honjo-kyoto

https://comedydouga.com/2023/08/03/121811/

 中には下りてくる研究費の額が不満で、わざと研究の水準を下げて論文を書いている人もいるのかもしれないけど、たぶん其れを訴えるお相手はそんなのは全く眼中に無い。"選択と集中"みたいな政策もあるように条件外と考えられる。

https://gendai.media/articles/-/57913?page=2

("占いと差が分からない研究分野なんかに投資するのは勿体無い"という話に繋がってすらゆく)

 このように日本でもブラック企業で働く事になる確率は跳ね上がっているので、死なない確率を上げるには"ブラック企業で働かない事"は注目すべき重要なファクターの一つと言える。ブラック企業経営者も死ににくい立場にあるが、従業員がいなくなれば経営も成り立たなくなる。ブラック企業なんて即刻辞めてしまった方が良い。

https://toyokeizai.net/articles/-/243003?page=2

 なおブラック企業内では"本音を言えないが早く辞めたい人達"もいて、経営陣に悟られないよう黙している事も多い。そういう人達を誘って辞めようとするのは"経営陣に密告して社内地位を上げようとする人の発生"リスクがあるからしない方が無難である。

https://ddnavi.com/news/730573/a/

 転職を目論みながら上手くいっていない社員も結構いて、"他の人に先を越されたくないから"ブラック企業同調圧力に加わっている場合も多い。ブラック企業脱出はあらゆるリスク回避のためソロプレイでやらねばならないし競争である。有能な人達ほど早く脱出していくので、残っていると大量の仕事を残存組でやらねばならない地獄が待っている。

https://diamond.jp/articles/-/278631

 ブラック企業というのは同調圧力が凄いし、大体の社員がギリギリの生活だったり生活水準を下げたくない等で簡単に辞められず、もしも摘発されて収入減なんて事にならないようにするため、ブラック企業内部告発なんて発生しないような方向に同調していく。または某企業のように大ニュースになって、転職前に履歴書に傷が付くのを恐れている場合がある。

https://nihonsinwa.com/page/2033.html

 だから、インターネット上では膨大な量の"ブラック企業を問題視する記事"がある割に、私が自身の眼で見たような社内の雰囲気的な内部の情報が、映像データ等の分かりやすい証拠として上がってこない。一部だけ証拠らしきものが出てきても経営陣は"切り抜きによる嘘の印象操作"との嘘の印象操作を行える。社員達は其れを理解しているから訴訟問題など面倒な藪蛇にならないよう無理をしない。ブラック企業とは、其れも分かっていて社員を使い潰す下衆の塊なのである。

https://tenshoku-miti.com/black/black-company-in-the-large-exposure-of-the-brainwashing-five-steps/

 ブラック企業の見極め方や辞め方は、調べればいくらでも出てくるので此処では省く。https://www.google.co.jp/

 ただ、私の場合はこういう性格をしているのでブラック企業を脱出出来たが、ブラック企業に入ってしまう大半の人達はそんなに上手く転職出来ない懸念がある事も留意を要する。業界全体がブラックだと勝率はかなり低いから、狙えるなら別業界を狙う必要がある。転職活動も或る意味博打的で、勝率を上げないと失敗する。

https://raorsh.com/tensyokusaki-black

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 今回まとめる動機は、某企業が詐欺の不祥事で話題を集めているのを見た事にある。

https://togetter.com/t/%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC

http://toushichannel.net/archives/40498098.html

https://itainews.com/archives/2027528.html

(普通の感覚だと"多すぎる"くらいに沢山あるけど此れでも悪質な感じから"氷山の一角"と逆算出来る)

 「へー、そりゃそんなんが大手(?)で常態化してるなら経済良くならん訳やね。でもよくそんな悪どいアイデアたくさん思いつくなぁ」と人間の悪知恵を編み出す生態の奥深さに感動すらしてしまうのだが、まぁ「獲得形質が遺伝する」なんて全くの嘘を吐き続けて大量に犠牲者を出しても踏ん反りかえっていた某ルイセンコと其の歴史を考えれば普通に人間というのはカネや名誉のために嘘を吐く生き物なんだろうとも考えられる。しかし最近の虫業界を見慣れ、少々不感症気味な感覚で悪人だらけな世の中に慣れつつある自身の感覚にも危機感を覚える。

https://kokebutaikiru.com/post-424/

 しかしやはり中古車販売とか転売系の業界は悪い話ばかりで良い印象が殆ど無い気分がする。成長の伸び代が低い業界は創造力のある別業界に依存性が高くある場合が多いから、やっぱり問題を抱えやすいらしい。

https://togetter.com/li/1131377

https://twitter.com/airi_deshi_555/status/1685653565363425280?s=46&t=6MVYq5Ovmu_MXJ16l5mXpw

 よく見るブラック企業の様相なので騒動の始めあたりの世間の反応は慣れたものなのか薄かったが、物証が世間に顕な街路樹の事で行政の職務・責任問題とぶつかったから社会問題との認識に浮かび上がってきたのかな?とりあえず背景はブラック経営である。ブラック企業の悪どさはいつか記事にしてみようと考えていたので良い機会と考えられるから、此のブラック批判の大きな流れに便乗してみよう。

https://www.y-history.net/appendix/wh0101-020.html

http://honne.biz/sp/

(ちなみに上記にリンクするhonne.bizのサイトは"どの業界にブラックが多いか"、"どんなブラックな感じか"という要素を参考にし易い。私が過去にいた業界やブラック企業で見た光景に似ていたり同じ話があまりにも多くて逆に感動してしまった。ブラック企業経営というのにも"最新!人材使い潰しマニュアル~決定版~"でもあるんだろうか?と思うくらいパターン化しているらしい。まぁ大方ブラック企業経営者ら同士で悪知恵情報交換でも電話使ったりしてやってるんだろうが)

https://blog.tinect.jp/?p=56114

 企業不祥事がここまで社会問題になるのは"姉歯事件"以来のような気分があるが、はてさて今回はどこまで追求出来るのだろうか。科学業界だとSTAP事件が世の中を変えたが、現在進行形で大人数の人々が被害に遭っていると考えられるブラック企業問題に比べれば改善しやすかった局所的な不正である。悪用されうる法律・制度的な部分から見直す事にもなるのだろうか。注目は其処にある。

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00014/020700003/

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 ブラック企業というのはもはや言うまでもないが、何故存在するかというと"経営陣が無駄に厳しいから"というよりも"経営陣が強欲な割に能が無く無策だから"との見方が適切に近い。策が弱い故に従業員を有能に育てられないし、"嘘を吐かない有能な人材"を見極められず使い潰して他の企業に取られてゆく。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2003/31/news018.html

 形骸化すると有能な人材は要らなくなり、ブラック業態を都合良く維持出来る人材ばかり集めだすようになる。ブラック企業にとって"有能"なのは違法営業を都合よく維持するカルト信者みたいに盲従してくれる自我の薄いイエスマン的な従業員である。

https://sp.nicovideo.jp/watch/sm33497876

https://twitter.com/ahirutyan/status/821304612346937344?s=46&t=6MVYq5Ovmu_MXJ16l5mXpw

 昔と違ってインターネットが普及した今代ではブラック企業側にも都合の良い"ネット世論"を捏造した政治的活動が出来てしまう。

https://seijichishin.com/?p=36872

https://twitter.com/himasoraakane/status/1685878435200270336?s=46&t=6MVYq5Ovmu_MXJ16l5mXpw

 例えば様々多数の不祥事を"管理不行き届きで知らぬ存ぜぬ"を繰り返そうとしているブラック企業を、何故か"彼らも人間だから"と擁護的な論調で庇おうとする人達も見られるが全く意味が分からない。

https://thikashi-blog.com/dentsu-overworked/

 そもそも彼らは守らなければならない社会的なルールや法律を長い年月に亘り逸脱して其の悪事を辞めもせず常態的に行なってきて、他所様の食い扶持を奪ってきた悪質な詐欺師、犯罪者である。

https://news.careerconnection.jp/career/general/1268/

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10237887970

 ブラック企業を擁護する人間など、ブラック企業経営陣と何も変わらない違法労働迎合的な考え方なのだろう。後述に言及するがブラック企業は経済にとって悪影響が大きい。ブラック企業や其の擁護派は反社会的勢力と見做せなくもないくらいに。

https://research.lightworks.co.jp/antisocial-forces

https://saponet.mynavi.jp/column/detail/20210510124015.html

ホワイト企業なら"モンスター社員"を矯正する大義を持つが、ブラック企業にそんな事をしていい道理は無い)

 何年も放置されてきたブラック企業問題が今更社会問題になるなんて、今迄の日本社会も臭い物に蓋をして無責任な事ばかりやってきたという話にしかならないのだが、其れはまぁ世界を見渡せば日本に限らずブラックな業界は膨大にあるので、世の中がブラック経済に慣れ過ぎている事にも問題がありそうである。

https://www.afpbb.com/articles/-/3285732?cx_amp=all&act=all

f:id:iVene:20230729190544j:image(漫画「さよなら絶望先生 第40話『人生は1段のひな壇にも若かない』 」より。共産主義国家などは"プロレタリアート独裁"をスローガンに国まるごとブラック企業めいた社会を形づくる)

https://oyobi.com/maxim01/01_45.html

https://hikicomogomo.com/employee/red-company/

 今代の若い人達なら結構ブラック企業に入ってしまった人が多いだろうし解ると推察するが、ブラック企業というのは"嘘だらけ"で健常的な企業を擬態する技術ばかり高めていて、まぁ今の時代だとなかなか外見では見分けられない事が多い。自然界にいる隠蔽種生物のように。

https://www.moderntimes.tv/articles/20221129-01taxonomy/

 もしブラック企業に入ってしまったとして業務改善を上役に申し入れようなんてしない方が良い。意味が無いし、ブラック企業経営者は詭弁を弄して抗弁してくるから、従業員にとっては相談なんてするだけ時間の無駄である。円満退職してさっさと合う別企業に転職した方が無難なのだ。其れは間違いなく泥舟である。

https://hbol.jp/114736

f:id:iVene:20230729191043j:image
f:id:iVene:20230729191046j:image(漫画「ナニワ金融道」より。詭弁師との議論は無駄)

ごねる

 文句をならべたてる。すねる。また、相手の要請などに対し、なかなか承服しないであれこれ注文を出してねばる。

https://kotobank.jp/word/%E3%81%94%E3%81%AD%E3%82%8B-268505

https://noto.kim/bu15/

 ブラック企業は"高品質で安価な商品"を謳いながら実態的には"低品質で高額な商品"を売りつけるし、従業員には違法な低賃金長時間重労働を強いる事は普通である。要はハリボテを作る事ばかり上手い一方で経営維持はド下手クソというのがブラック企業だから有能な人材は定着しないし、また転職出来ない人材は無理にでも居座るからブラック企業が消える事はなかなか無い。

https://houjin.jp/blacks/corps

 また従業員が自殺しても疎ましがるというのもブラック企業で見られる興味深い特異性でもある。あたかも人間くさい演技は上手いが、中身は"社員は使い捨ての道具"くらいにしか考えない人非人もいる。余裕の無い社会では人々の"思いやり"みたいなものは簡単に単なる金儲けの手段になる。そうして社員を使い潰しながら経営陣は懐を温めプライベートでは贅沢三昧する訳だ。

https://itest.5ch.net/fox/test/read.cgi/poverty/1422711783/

 どうしようもないブラック企業に入社してしまったら早めに転職を考えなくてはならない。場合によっては身内すら敵になる。自分を救えるのは自分だけ。今回の記事を見せたら救ってくれる人がいるなんて考えない方が良い。拝金思想の無機物的な人達に倫理的な話なんてマトモに通じる訳が無い。

http://blog.esuteru.com/archives/10014904.html

 ブラック企業は其のブラック業態を隠して体面を保とうとするが、それだけあってブラック過ぎてどうしようもないものが滲み出てきては、時々炎上した話題になって出てくる。だから出てきた時のネタが結構な割合で"鬼畜の所業"に偏って映る。

http://namekkutake.livedoor.blog/archives/28994234.html

 鬼畜の所業には其れに至るプロセスもあるから常識から逸脱したようなものになって事件化する。ブラック企業に馴染んでいる人達なんかだと一般感覚はもう失われている。若い人達はいきなりそんな非常識な企業で強制労働を強いられるのだから自殺者が増えるのなんて別に当たり前の帰結としか考えられない。

https://tenshoku-miti.com/black/low-base-salary-abnormally/

 過去に安い労働力と倫理観の低い商売で世界的に依存されてきた中国経済なんかは、ブラック企業だらけだったお陰で競争に勝ててきた。しかしそういう経済は維持するにも犠牲にするものが多過ぎるので、成長が天井にくれば簡単に破綻する。中国なんかはハリボテのインフラを作り過ぎているし維持コストなんて考えるだけで恐ろしくなる。

https://itainews.com/archives/2027500.html

https://itainews.com/archives/2027530.html

 共産主義と資本主義が混ざった中国経済が台頭する以前と以後で世の中は相当様変わりしてしまった。"日本人の中国人化"みたいな話を日本国内で見聞きするなんて、平成の世では信じられなかった。しかしブラック企業の人達を見ていると、別に差別的な事なんて言いたかないが昔の悪評を集めていた中国人達に何ともイメージがピッタリ合ってしまうのである。

https://courrier.jp/columns/184453/

 世界中の物作り産業を破壊してきた中国経済が潰れれば、今よりも多少良い社会にはなるかもしれないが、だからといって好景気に戻るかと言われれば其の期待はあまり予想出来ない。中国経済依存のツケがどれくらいになるのか、中国が耐えられなくなって"バブル崩壊"を認めた後が更に恐ろしい。

https://diamond.jp/articles/-/314380

 其の重大さを知らずに安い労働力で儲けたいブラック企業が待ち望んでいるのが、世界的に紛糾の最中にある移民政策だろうと考えられる。技能実習制度の悪用をやるブラック企業が頻繁に目に付くが氷山の一角だろう。こんな経済状況の国に移民政策なんて全く期待が持てない。

https://diamond.jp/articles/-/288562

 やる気の無い政治家連中が多いのは周知の事実として、少子化問題も原因が多数複合していて頭が痛いが、原因の幾つかの中に昔に比べて"そもそも経済維持に対してキャパシティオーバーの人口量"、"庶民感覚の贅沢化"は挙げられると考えられる。だがそういう贅沢病的な感覚もブラック企業が齎したとの解釈は容易に可能である。そういう感覚を知っていれば、例えば私なんかはちょっと贅沢出来ないくらいで不満は溜まらない。

https://toyokeizai.net/articles/-/105353?display=b

 そしてブラック企業の存在も人々に絶望感を与えてくれる大きなファクターである。政治家連中は口では少子化対策云々言うが、実態的には少子化を迎合しているのではないだろうか。

https://twitter.com/marukokanamono/status/1685540242709966848?s=46&t=6MVYq5Ovmu_MXJ16l5mXpw

 移民政策が別に通っても、対応力が充分無い日本などで文化も言語も遠く違う外国人に仕事を教えるのには苦心しそうなもの。経済が良くなるのは一時的で、長い目で見ればマイナス面の方が大きかろうルイセンコ主義的な政策に見える。

https://president.jp/articles/amp/67677?page=1

 まぁ、人類はここ数百年で何倍にも数を増やしているし、経済状況は天井に差し掛かった所で様々な要素で社会維持が困難だろうし、大衆に悟られないよう計算し尽くした嘘を使い人口減をわざと狙っているのだとしたら、相当悪賢い遣り方とは考えられてしまう。先進国家の指導者等が敢えて身を切らず国民が苦しんでいる様を具現化すれば、新興国達にとっては良い反面教師になる。あまり良い光景には見えないが。。

https://itainews.com/archives/2027524.html

【追記】

 とはいえ、ブラック企業では"どれだけ沢山の嘘吐き人間がいるのか"、"人間というのはどういった動機でどのようなパターンの嘘を吐くのか"、入社して働いてみれば奇妙な経験ながら色々知れる事がある。"嘘も方便"という諺はあるが、政治家とは違う腹黒さで経営される違法性の高いブラック企業の連中に其の意味なんぞ理解出来てはいまい。私が過去に働いていたブラック企業なんかは面白いくらいに嘘だらけで"最早改善は絶対不可能"と考えて脱出した。ブラック企業なんて居座り続けても未来が無い。

http://www.gfj.jp/cgi/m-bbs/index.php?no=4905


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f:id:iVene:20230730000235j:image

(漫画「ジョジョの奇妙な冒険」より。ブラック企業経営陣によっては"皆で不景気に打ち勝とう!"等と鼓舞する事もあるが、必死こいて馬鹿正直に頑張っても経営陣の懐が温まるだけ。其の為に鼓舞される)

 "労基対策"とか言ってタイムカード捏造を堂々行っても労基の人間にはバレないし、時々誰かが辞めた後に通報があったのか労基署の人達が来る事があっても通常営業の時間帯に面倒くさそうにやってくるだけで全く意味が無い。

https://www.huffingtonpost.jp/amp/entry/black-company-slave-go-labor-office_b_9270920/

 労基は証拠を掴めるような抜き打ち検査をやるとブラック企業と喧嘩になるので、人間関係を維持するために悪事は見なかった事にするというちょっとドラマチックな感じでブラック企業は見過ごされ、脇役の従業員は過労死しても報われない。

f:id:iVene:20230729220617j:image(漫画「ジョジョの奇妙な冒険」より。意味のある仕事をせねば詐欺師と変わらない)

https://twitter.com/moeruasia01/status/1684908394665455617?s=46&t=6MVYq5Ovmu_MXJ16l5mXpw

 ブラック企業経営者はそんなブラック経営をしながら、"成果を上げれば昇給もあるよ"なんて士気を鼓舞するためなのか経営者自身は従業員の5〜10倍の給料を貰う事を豪語するが、従業員サイドは頑張っても法令の最低賃金を大きく下回る賃金に少しオヤツが買えるくらいの御駄賃が付くくらいである。

https://gentosha-go.com/articles/-/28234

 ブラック企業で働いていてよく覚えている事に、ブラック経営陣が他社のブラック経営を批判していた事がある。シンプルに鼓舞だろうが社員は全員「お前が言うな」という顔で黙していた。いくら社交辞令的な対応で慕うような従業員がいて優位性をアピールしてもブラック経営を強行している時点で大体の従業員は本心だと信用していないが、ブラック企業経営陣は信用されていない事に気付く事はない。そんなシュールな光景は何度も見た。


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(漫画「ヒカルの碁」より。嘘の世界では正論が通じない)

https://blog.tinect.jp/?p=54162

次のナチスナチスを攻撃しながら現れる

(映画「イングロリアス・バスターズ」より)

http://blog.livedoor.jp/wild32/archives/8428194.html

 ブラック企業勤務時代の私は試しに休憩時間を割いて、従業員全員分の業務時間を短縮可能な作業が放置されていたから一人でやってみた事がある。実際其のお陰で平均1時間全員分の業務が早く終わるようになった。もし経営陣の言っていたような"商品の品質で勝負している"事が従業員の士気を鼓舞する為の綺麗事ではなく本当ならば此の業務時間は変わらないか更に改善される見込みがある。従業員達の健康問題改善で品質の向上も見込める。しかし、しばらくすると仕事の量を増やされ、以前と同じ終業時間になってしまった。つまり品質ではなくダンピングに積極的な長時間重労働を意識的に強いられていたという事が明瞭に分かった。しばらくして私は無理がたたり身体を壊してしまったので時間短縮作業が出来なくなり、全員の業務時間が以前より1時間以上増えた。従業員の健康など最低限しか見ておらず、根っからの悪意でブラック経営されていた企業だった訳である。私が転職を考えたのはちょうど其れが大きなキッカケだった。

f:id:iVene:20230729234500j:image(漫画「ジョジョの奇妙な冒険」より。商売人の全てが"悪"では無いだろうが、ブラック企業の正体を知っていると全て商売人が"悪"に見えてしまう。ブラック企業は存在其のものが経済的な風評被害を齎す。内部告発者に責任転嫁するブラック企業もあるが全く筋違い)

 過去に同じようにブラック企業で働いていた人から「社長が何か決断を皆に言う度に社長の脳内では"情熱大陸"が流れとる。何も意味ない事を仰々しく言うんやで?格好付けるんやったら給料上げてくれや!サビ残無くしてくれや!ってなあ。違法経営しとる事も忘れとんねできっと」なんて話を聞かされた時は情熱大陸のくだりで笑い転げてしまった。

https://www.itmedia.co.jp/business/spv/2206/28/news063_2.html

 ブラック企業で働いていると倫理観もどんどん変になってゆく。タバコをポイ捨てする人達みたいなのが「地球はゴミ箱」「人間の活動も自然の一部だから生きるために自然破壊するのは自分達の為」と詭弁を弄して開き直るような感じに。

https://areablue.jp/2019/02/10/post-4219/

 こんな感じなので、もし転職に成功しても労基に通報なんてしない方が良い。労基に通報してブラック企業内が僅かにでも改善されてしまうとブラック企業が潰れにくくなって熱りが冷めたらまたいつものブラック業態に戻るだけ。ブラック企業の詳しい情報は労基に流すよりも友達に流す方が良い。決して嘘を交えずに。

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1911/15/news016.html

 退職者の人達は元いたブラック企業に親切心があるならば、放置して出来るだけ早く自壊させてあげた方が社会の為というものである。来るべき時まで政府も動かないだろう。

http://shinseikiunion.blog104.fc2.com/blog-entry-2975.html

 ブラック企業になってしまっているのは"資金が足りてないから"みたいに言って、補助金をせびる可能性も考えられる。"ブラック企業"という言葉すら商売に使う厚かましさもブラック企業では見られる事がある。

https://originalnews.nico/61703

 何故ブラック企業が嘘を吐いてでも商売するのかというと"経営陣の思想が身分不相応な利益を欲しがる商業主義だから"という事に他ならない。

https://www.nippon.com/ja/currents/d00051/

f:id:iVene:20230801075149j:image(漫画「ニンジャスレイヤー」より。ブラック企業の真の社是とは何なのだろうか。一緒に考えてみよう)

 商業主義の例なんてなかなか目にする事は無いが、商業主義の一番最たる典型例がブラック企業であり、彼らは悪いことをやっている自覚が有るので悪事を業態ごと隠すから"世間の目"にあたりにくい。しかし経済的な悪影響は必ずあるので、"神の目"は誤魔化せないような状況にもいずれはなる。

https://japan.zdnet.com/article/35037033/

 中国経済の躍進を参考にしても分かるようにブラック業界の始まりはシンプルである。ブラック企業予備軍は普通の健全な業界に新しく参入してきて、先ずは低品質な商品を"普通の商品"として売り出し相場やブランドの信用で競争を始める。其れが始まるとどうしても客の取り合いにもなって他の老舗企業等もブラック企業化しないと生き残れなくなるのでブラック企業化する。そうして誰にも改善出来ないようなブラック業界が出来あがり、しまいには形骸化してゆくという変遷である。競争力が拮抗してくると低品質なものが売りに出されて、老舗の信用はガタ落ちになってしまう。ブラック企業は其れを計画的・打算的に狙ってやっているから老舗の中小企業よりも生存率が高い。老舗が潰れたらブラック企業は低品質なものを馬鹿高い値段で殿様商売出来るという算段で、ブラック企業はブラック経営を積極的に行う。悪質なコンサル会社が後押ししている場合もある。

http://bktp.org/problem

 大企業の業務も通常は中小企業の業務なくしては成り立たない事が多いから、ブラック企業が其の中小企業のポストに収まるようになれば大企業もブラック化せざるを得なくなるようになる。経済成長を目指す企業が多いなか日本の経済成長が伸びないのは、こういう嘘塗れのブラック企業ばかりが生き残りやすい行政システムが上流の大きな原因の一つである事に違いはない。

https://nihonsinwa.com/page/2525.html

 だからブラック企業経営者は高給を取りつつ、従業員の不遇は「政府が悪いんや」と責任転嫁してお茶を濁す。従業員には詳しい事を調べる時間も体力も残せないし、社外の人間に伝わってもブラック企業内の事はなかなか正確な情報として漏れない。

https://news.nifty.com/article/economy/business/12117-2089215/

f:id:iVene:20230803105446j:image(漫画「アクメツ」より。純粋思考などブラック企業支配下では保てない。正攻法は"ホワイト企業への転職"のみ)

 「ブラック企業を糾弾する!」と息巻く政治家達がどれだけ暴露に成功したろうか、木端な議員などはブラック企業内部告発者を政治や選挙に利用するだけして最後まで関わってないから、今回のビッグモーター騒動みたいなのが今更赤裸々になるんではないのか。

https://jinjigate.jp/topics/detail/id=1681

ブラック企業というのは法律を破るからブラック企業なのである。"糠に釘を打つ"ような規制の提唱で何か大きく改善が見られたろうか)

 たまに録音音声でブラックバレする企業があるが、映像データで出てくる事は皆無に近い。社員のプライベートや社内秘を保護するメリットはあるので監視カメラを付けるか付けないかは企業側の判断に委ねられるし、そもそもブラック企業内でカメラを回していたらデータを必ず奪われてしまいそうである。ブラック企業経営陣が一番恐れているのは、やはりそういう"ブラック業態の隠し撮り"と考えられるが。。

http://shakaihou.com/evidence/evidence-kind.html

 例として人材派遣会社なんかもブラックな側面を持つ。派遣制度は本社の人達が社員を派遣して給料の3割程度を天引きするが、社員を派遣する側の人間は紙面上で管理するだけで実労働は何もしなくて良い。だから現場を何も知らないで、全く適性の無い人材を要職に推薦してくるような事も少なくない。派遣会社は日本経済を破壊する為にあるのだろうか。

https://nihon-suitai.com/haken

 ブラック企業によっては安い労働力とボッタクリ商売の合わせ技で延命を図るものまである。客サイドからすれば慣れていたら"意味不明なボッタクリ"なんかはすぐ分かるが、慣れていないと分からない。商業主義者はそういう無知者を狙って詐欺を働くし、詐欺を働くために世間の科学的視点を捻じ曲げて故意に嘘の疑似科学を興す動機がある。

https://news.biglobe.ne.jp/smart/amp/trend/0623/ccn_190623_3163901821.html

 ブラック企業は科学的な手法や認知的深淵を知らないから嘘を吐く。だから嘘の業績が行政に手渡され、行政は間違ったデータを使いながら経済対策を行う。政府はまだまだ余裕があると勘違いして、更に経済成長を促す政策を打ち出す。実態的には"泣きっ面に蜂"でも。。。資本主義経済は確かに大きいメリットは有るが、理性無き経済はバブル崩壊に向かうデメリットもある。粉飾決算、自爆営業、様々な汚職はハリボテの看板の裏に隠れ、いつ爆発するか分からない爆弾と化す。そうして経済成長しない"看板だけ見栄えの良い実質不景気な世の中"になる。

https://tenshoku-miti.com/black/risk-of-working-in-hiding-constitution-company/

 此の状況、どこかで見た事があると思ったらアレなのだ。共産主義によるルイセンコ学説の時と本質は全く同じ。ブラック企業は宿主である"世の中"に迷惑をかけてでも"自分達だけ"生き残ろうとする病原体みたいなものでしかない。百害あって一利なしの存在でしかない。

https://www.yururitotenshoku.com/entry/block

 ブラック企業で耐えている人達は業務をこなす上では相当有能そうな感じはあるので、悩んでいるなら転職を考えてみた方が良い。自由な時間が取れないから毎夜遅くまで求人探しをする羽目になるし、次もブラック企業だったら意味無いし人間不信は変わらないし、別の業界を探すにしても資格の壁なんかが多いからしんどいが。ちなみにホワイト企業に転職するとブラック企業で培った意識的問題を全て考え直さなければならないから其れも結構大変である。

https://www.career-class.com/black-to-white/

 まぁ、日本の教育システムのところから歪な商業が関わっている問題も多い。。ブラック企業問題はかなり深刻で粗治療を要する問題と考えられるが、隠蔽量が分からない限り場合によっては内戦状態にもなりかねない一触触発の事かもしれず難しい。。世の中の雰囲気から修正してゆく必要があるが、やはりそこでも裏切り者が必ず邪魔になる。

https://www.jaic-college.jp/useful/u-68786/

 ブラック企業経営者は其の違法性に気づいている場合「摘発されたら倒産する」だとか言って、路頭に迷いたくない従業員達は内部告発の動機を削がれる。そうやって抑えこまれている場合もある。しかしそういう"膿み"は、いずれ対処しきれなくなって世の中に出てくる。退職したブラック企業を摘発したところで、何も変わらないか報復のリスクを負うだけである。だからブラック企業というものは、一気に畳み掛けるように全て総攻撃しなくては失くならないと考えられる。

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 しかしブラック企業はじめ商業主義者らというのは面の皮が厚いもので、やはり態度はなかなか変えられないらしかった。やはりまるで某ルイセンコである。そもそも彼らには"科学的方法を認識する能力"が全く無いから、どうしても"商業主義者"になってゆく。威勢の良い形をとりながら泳ぐのをやめたら死んでしまう弱々しい生態を持つサメのように。

https://karapaia.com/archives/52303491.html


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f:id:iVene:20230731082101j:image人権派格闘技漫画「テコンダー朴」より。"上級国民"と呼ばれる人達の言動はブラック企業経営陣の持つスタンス"俺がルール"によく似る。完成した独裁思想、セルフ権威主義

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E7%B4%9A%E5%9B%BD%E6%B0%91

https://toyokeizai.net/articles/-/457981?page=2

 ここまで書くと"筆者はブラック企業に愛が無いのか"と問われそうだが「ある訳無いやろ」としか答えられない。

https://johosokuhou.com/2018/05/30/5788/

 しかしブラック企業に対する正当防衛というのは何処まで許されるのだろうか。今の状況だと殆どの従業員達の採れる正攻法では結果的に泣き寝入りするしかないが。。

https://www.itmedia.co.jp/business/series/13284/spv/

 さて、とりあえず此の辺りでブラック企業については纏めとしたいが、かなり突っ込んだ話になった。しかし、それだけ日本経済は膿みを貯めてきたとは容易に考えられる。ブラック企業という存在は経済の将来性に対する底の指標にし易い。日本もブラック企業だらけという事は、数十年か数百年はバブル期のような好景気には到底戻るまい。しかし世界的に似た状況が各国でも見られる。良い世の中になるのには結構な時間を要すると予想される。

https://karapaia.com/archives/52200196.html#entry